2024.12.19 ただいま東京公演上演中!舞台写真&コメントあり
12月28日(土)まで新国立劇場 小劇場にて上演中の風間俊介主演舞台『モンスター』東京公演の舞台写真とコメントが届きました!
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
公演情報はこちら
●演出・美術:杉原邦生 コメント
この『モンスター』は、タイトルの通りかなり手を焼くような作品で、最初は演出家としてどのように表現したらよいか考え込んでいました。稽古場でもディスカッションをしながら作品を作っていたので、最初に戯曲を読んで受け取った印象と稽古場で立ち上がったもの、そこから上演を重ねて僕が客席からお客さまと一緒に感じ取るものが全然違っている作品だなと思います。さまざまな見方が出来る、まさしくモンスターのような作品で公演を重ねてかなり熟成されてきていると思うので、東京公演ではさらにパワーアップしたモンスターをお届けできればと思います。
●風間俊介 コメント
いよいよ東京公演が始まります。今まで3か所で上演してきましたが、どの会場でもお客様が集中して一緒にいるような感覚で観ていることがひしひしと伝わってきてすごく嬉しいです。この作品は異分子であるダリルとその周りで対峙する人々を描いていますが、ダリルではなくトムという人物を中心に描くことで観に来る方々に対して“自分が異分子と出会ったときに自分はどう思うだろうか”という問いかけがあるように感じます。作品もそうですが、個人的には出ずっぱりなのでそこもかなりスリリングで、それも含めて“日常に潜む怖さ”に注目してほしいです。
●松岡広大 コメント
実年齢と離れた14歳の少年を演じるので毎回極度の緊張感を持って、慢心してはいけないなと思いながらトライアンドエラーを繰り返して演じています。登場人物一人一人の会話が濃密で、丁々発止のやり取りがみどころだと感じています。自分のシーンというよりも、4人それぞれの会話に注目してもらいたいです。個人的にはこのような会話劇が久しぶりなので、全体を通して楽しんでいただけたらと思います。東京公演でさらに成長した自分、新しい景色に出会えると思うと非常に心躍るので、何より謙虚に引き続き邁進していきたいです。
●笠松はる コメント
“このシーンはこうあるべき”ということがある種不明瞭な作品なので、稽古中からみんなでよく話し合っていました。トムとの家庭内のシーンは、共に生活している人達の空気感が凄く出ている台本なので、よくある家族の会話の中での微妙な緊張感や、人が変化していく面白さが伝わればいいなと思います。今まで3か所で公演をやってきましたが、毎回毎回作品がうごめいていて、「今日はこういう表現なんだ」とその会場のお客様と一緒に体感して毎日違うものを体感できています。東京公演でうごめくものが最終的にどんなふうに変わっていき、どんなモンスターに出会えるのか楽しみにしています。
●那須佐代子 コメント
この作品は伝えたいメッセージや答えがはっきりと提示されているものではないからこそ、受け取り手である観客の皆さんそれぞれが何を考えるかに委ねられていると感じます。自分自身もやり取りのなかで「今日はこうだった」「今日はこんな感情になった」と思いながらライブ感を大切にしてやっていて、特に風間さんとのラストシーンは会場の空気感を大切にしながら楽しく演じられています。これからもどんどんブラッシュアップして育っていく姿を皆さんにお届けできたらいいなと思っています。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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●演出・美術:杉原邦生 コメント
この『モンスター』は、タイトルの通りかなり手を焼くような作品で、最初は演出家としてどのように表現したらよいか考え込んでいました。稽古場でもディスカッションをしながら作品を作っていたので、最初に戯曲を読んで受け取った印象と稽古場で立ち上がったもの、そこから上演を重ねて僕が客席からお客さまと一緒に感じ取るものが全然違っている作品だなと思います。さまざまな見方が出来る、まさしくモンスターのような作品で公演を重ねてかなり熟成されてきていると思うので、東京公演ではさらにパワーアップしたモンスターをお届けできればと思います。
●風間俊介 コメント
いよいよ東京公演が始まります。今まで3か所で上演してきましたが、どの会場でもお客様が集中して一緒にいるような感覚で観ていることがひしひしと伝わってきてすごく嬉しいです。この作品は異分子であるダリルとその周りで対峙する人々を描いていますが、ダリルではなくトムという人物を中心に描くことで観に来る方々に対して“自分が異分子と出会ったときに自分はどう思うだろうか”という問いかけがあるように感じます。作品もそうですが、個人的には出ずっぱりなのでそこもかなりスリリングで、それも含めて“日常に潜む怖さ”に注目してほしいです。
●松岡広大 コメント
実年齢と離れた14歳の少年を演じるので毎回極度の緊張感を持って、慢心してはいけないなと思いながらトライアンドエラーを繰り返して演じています。登場人物一人一人の会話が濃密で、丁々発止のやり取りがみどころだと感じています。自分のシーンというよりも、4人それぞれの会話に注目してもらいたいです。個人的にはこのような会話劇が久しぶりなので、全体を通して楽しんでいただけたらと思います。東京公演でさらに成長した自分、新しい景色に出会えると思うと非常に心躍るので、何より謙虚に引き続き邁進していきたいです。
●笠松はる コメント
“このシーンはこうあるべき”ということがある種不明瞭な作品なので、稽古中からみんなでよく話し合っていました。トムとの家庭内のシーンは、共に生活している人達の空気感が凄く出ている台本なので、よくある家族の会話の中での微妙な緊張感や、人が変化していく面白さが伝わればいいなと思います。今まで3か所で公演をやってきましたが、毎回毎回作品がうごめいていて、「今日はこういう表現なんだ」とその会場のお客様と一緒に体感して毎日違うものを体感できています。東京公演でうごめくものが最終的にどんなふうに変わっていき、どんなモンスターに出会えるのか楽しみにしています。
●那須佐代子 コメント
この作品は伝えたいメッセージや答えがはっきりと提示されているものではないからこそ、受け取り手である観客の皆さんそれぞれが何を考えるかに委ねられていると感じます。自分自身もやり取りのなかで「今日はこうだった」「今日はこんな感情になった」と思いながらライブ感を大切にしてやっていて、特に風間さんとのラストシーンは会場の空気感を大切にしながら楽しく演じられています。これからもどんどんブラッシュアップして育っていく姿を皆さんにお届けできたらいいなと思っています。
撮影:細野晋司