笠松はる

笠松はる

Haru Kasamatsu

COMMENT

少人数芝居の、全員ががっぷり組んで組み上がる濃い世界が好きです。今回4人芝居。そしてこの座組。震えます。ジョディが抱える『モンスター』は何なのか。妊娠した自分の変化、夫トムとの関係を大事に探って、腑に落としていきたいです。個人的には現代劇に出ることが経験上少ないので、今回は役と自分の境界線を決めずに、そのままの自分の肌で体感して作っていけたら、と目標としています。演出の杉原さん、そして共演者の皆様の胸を借り、真心持って良い日本初演にしたいと思います。

PROFILE

大阪府出身。東京藝術大学大学院修了後、劇団四季入団。初舞台よりヒロインに抜擢され、在団中の8年間『オペラ座の怪人』『ウェストサイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』『李香蘭』など11作品1800回近くのステージで主演・ヒロインとして活躍。退団後も『アニー』グレース役(4期連続出演)『シークレット・ガーデン』ローズ役など数多くのミュージカルに出演。オペラ『紅天女』ではタイトルロールでオペラデビューを果たす。 また、22年の松尾スズキ作・演出『ツダマンの世界』ツダマンの愛人・神林房枝役、23年『三人姉妹』ナターシャ役(演出・大河内直子)など、ストレートプレイにも積極的に取り組んでいる。